Vine Linux4.1に、tracをインストールしてみる

意外と使われていない「個人用trac」活用のすすめ | ランサーズ社長日記
タスク管理と備忘録のために、tracをインストールしてみることにしました。
環境はVine Linux4.1。関係しそうなアプリはApache2.2。アプリは基本的にapt-getで入れています。

tracのインストール

$ su
# apt-get install trac
# exit

これだけで必要な環境はインストールできると思います。インストール以外はroot権限がなくてもできました。

プロジェクト環境の作成

  • 作業場所を決める
$ cd /home/undiscokidd
$ svnadmin create /home/undiscokidd/svn
  • プロジェクトの作成
$ trac-admin /home/undiscokidd/myproject initenv

いろいろ聞かれるが、プロジェクトの場所やSubversionリポジトリの場所だけ指定すればよく、他はデフォルトで。

ダイジェスト認証の作成

起動する予定のtracdというtrac用WEBサーバのユーザー認証はダイジェスト認証がデフォルトなので、Apacheのコマンドを使用して作成する。
htdigest - manage user files for digest authentication - Apache HTTP Server

$ htdigest -c /home/undiscokidd/myproject/conf/users.htdigest undiscokidd.com undiscokidd

realmはundiscokidd.com、usernameはundiscokiddという名前で作成。コマンド入力後、パスワードを入力を要求されるので、任意のパスワードを入力。

ユーザー権限

  • ユーザーに権限を追加
$ trac-admin /home/undiscokidd/myproject permission add hasekazu TRAC_ADMIN

TRAC_ADMINとすることで何でもできるユーザーとなります(たぶん)。

  • ユーザー権限の確認
$ trac-admin /home/undiscokidd/myproject permission list

スタンドアロンサーバtracdの起動

$ tracd --auth myproject,/home/undiscokidd/myproject/conf/users.htdigest,hasekazu.com -p 8000 -d /home/undiscokidd/myproject

オプション--authはダイジェスト認証(ベースパス名,ダイジェストファイルの場所とファイル名,realm名をカンマ区切りで)、-pはポート番号、-dはデーモンとして起動という意味のようだ。最後に立ち上げるプロジェクトのパスを入力して起動。

プロジェクトへアクセス

http://localhost:8000/

localhostの部分は任意のアドレスを。
アクセス時点で、anonymousとしてアクセスしています。メニューの「ログイン」リンクをクリックすると、ダイアログが表示され、ユーザー認証ができます。